Secretbook for Personal ではCSV形式でユーザーデータをインポートすることができます。
Excelや、メモ帳を使用して、CSV形式のファイルを作成し、それをインポートするという流れになります。
また、旧バージョンであるSecretbook for Password v1.9 以前のエクスポート機能によってエクスポートされたCSVファイルを、このインポート機能で取り込み、データ移行を行うこともできます。
ホーム画面(図1:上)のチェックボタンをクリックすると設定画面(図1:下)に移ります。
設定画面の ” データのインポート ” をクリックします。
図1. ホーム画面
インポート画面
インポートするCSVファイルを指定し、インポートボタンをクリックします。
CSVファイルの指定は、ファイルダイアログを開いて参照するか、ドラッグ&ドロップで入力エリアに入れることができます。
図2. データのインポート画面
CSVファイルの作成・書式のルール
CSVファイルを作成する場合、正常にインポートさせるため、書式に関していくつかのルールがあります。
下記は、メモ帳で作成した2つの登録データです。
カテゴリー,google,category
ユーザーID,example1@gmail.com,nomal
パスワード1,EtyeGC3r,password
パスワード2,Xd3lopY8,password
カテゴリー,gmail,category
ユーザーID,example2@gmail.com,nomal
パスワード,usgwy2fM,password
URL,https://google.com,url
メモ,サンプルテキスト,memo
タグ,タグ1 タグ2,tag
上記の登録データをExcelで作成した場合は、下図のようになります。
Excelで作成したデータをCSVファイルとして保存します。
図3. ExcelによるCSVファイル作成
CSVファイルの書式に関するルールは以下です。
・1列目は、項目名です。項目名は、カテゴリー、タグ以外は自由に決められます。
・2列目は、項目名に対する内容を入れます。内容はデータの種類によって規定があります。
・3列目は、データの種類を指定します。種類は5つがあります。(次項で説明)
・登録データ一つ一つの区切りとして、空白行を入れます。
・登録データには、最低、” category ” と ” nomal ” の2つの項目が必要です。
データの種類
category :
カテゴリーとして認識します。登録データの先頭行は必ずカテゴリーです。
また、登録データに置けるのは一つです。
文字数制限250文字、「,」「\」使用不可。
nomal :
テキストデータとして認識します。登録データ二行目は必ずテキストデータです。
二行目は、登録データのタイトルになります。一つの登録データに複数可。
文字数制限250文字、「,」「\」使用不可。
password :
パスワードとして認識します。一つの登録データに複数可。
文字数制限250文字、「,」「\」使用不可。全角文字不可。半角英数記号のみ可。
url :
ウェブアドレスとして認識します。一つの登録データに複数可。
文字制限数2000文字まで。「,」使用不可。
tag :
タグとして認識します。図3では、半角スペースを挟んで2つのタグがあります。
タグ項目は、登録データに一つだけですが、内容は、半角スペースを挟んで複数のタグを定義できます。
一つのタグの文字数制限は50文字。「,」「\」は使用不可。