ファインダーを発行するとき、発行先にファインダーそのものをインストールする場合と、すでにあるファインダーにデータのみを転送する場合があります。
指定された発行先にファインダーがなければ、ファインダー本体をそこにインストールします。指定先に、以前のファインダーが存在する場合は、データ転送のみとなるので、発行処理の時間は短縮されます。つまり、以前のファインダーを再利用します。
ファインダーは、ポータブルアプリケーションでもあるので、例えば、USBメモリに一度インストールしておけば、次回からはUSBメモリにデータ転送するだけという形になります。
図1. USBメモリへのデータ転送
データ転送した場合、キーファイルはどうなるの?
データ転送の場合、以前のファインダーは再利用されますが、キーファイルと設定値は上書きされます。そのため、ファインダーとキーファイルの唯一のペア関係は守られます。新規のインストールをした場合と何ら変わりません。
キーファイルの保存先を以前の発行時とは別の場所に指定した場合、結果、古いキーファイルは、残存します。しかし、古いキーファイルとペアとなっているファインダーは上書きされるので、古いキーファイルは単なるゴミファイルになります。削除してもかまいません。
もちろん、古いキーファイルを使って、上書きされたファインダーにアクセスすることはできません。